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新たな出発のために ~ 悲しみを乗越えて!
■自死と喪失の悲しみ

多くの自殺(以下「自死」という)は、個人の自由な意思や選択の結果ではなく、社会的要因を含む様々な要因が複雑に関係して、心理的に追い込まれた末の死です。
また、自死者の多くは、直前にうつ病等の心の病にかかっており、その多くは病死といえます。

自死者や遺族は、むしろ被害者といえます。自死者や遺族等を責めたり・非難するのは止めましょう。

自死は、事故等の突然死よりも強烈な衝撃を受けます。「眠れない」「食欲がない」「抑うつ」など様々な身体的症状や心理的・精神的症状が現れることも当然なことです。中には、うつ病や不安障害などで治療を要する方もいます。

自死や心の病に対する社会の偏見が強いこともあり、遺族の中には自死したことを言えず封印してしまう方もいます。自死は、閉ざされた死、隠された死とされます。
しかし、隠しても近所・学校・職場など知れ渡りますが、事実と違う噂が流れ遺族が傷つくこともあります。

遺族の中には、真実を語れないため、葬儀・供養等でも喪の作業が充分に出来ない方もいます。
しかし、悲嘆を乗越え・連鎖自死を防ぐため、自死や心の病に対する偏見を排除し、自死を語れる死とし、本当の事を明らかにして、遺族や関係者の充分なケアを行う必要があります。

■大切な人を亡くされた方へ

悲しみを乗越えるためには、喪失の事実を受け入れ、できる限り真実を明らかにし病死等と同じように、葬儀・供養等で、故人を偲び何回となく語り感情を発散させる他、次のような事を行う事も大切です。

自分一人でできることは
・故人と語り合い感情を発散させること
・神仏等に祈ること
・故人の功績・愛情等を評価し感謝すること
・故人への想いを日記や手紙などに書くこと
・自死遺族の体験談等の本を読むこと
・音楽・絵画等趣味で気持ちを表現すること
・自然や動物に親しむこと

他人等に悲嘆の苦しみ・体験等を話す
・聴いてもらえそうな家族・親族等に話すこと
・親友・先輩等に悩みを打ち明けて相談すること
・いのちの電話や精神保健福祉センター等で話を聴いてもらうこと

「わかち合いの会」等へ参加する
・自死遺族の「わかち合いの会」等に参加し、悲嘆の苦しみ・体験・感情などを話すこと
・同じ境遇の人の話を聴くこと

相談機関・病院等へ相談する
・身体・精神状況に応じて、県精神保健福祉センター等に相談すること
・カウンセリング等相談機関に相談すること
・症状に応じて、かかりつけの医師や心療内科、
精神科等に相談すること